スポーツ選手がよく口にする「ゾーン」。ボールが止まって見えたり、シュートの軌道が予測できたりと、スポーツによっても色々です。
その究極の集中状態、実はわたし達の生活にも応用可能なんです。今回はなかなか集中できない人が、ここ一番のときにゾーンを発揮するための方法を紹介します。
目次
ゾーンとは何ぞや?

ゾーンとは主にスポーツの世界で使われる言葉です。心理学的には「フロー体験」といわれ、究極の集中状態と定義されています。
最近では、勉強やビジネスの世界からも注目が高まっています。イメージとしては「高いパフォーマンスが発揮できる状態が短時間続くこと」といった感じです。
ゾーンに入ると、どんな状態になるのか?
ゾーンに入ると感覚的な時間の流れが変わり、他の思考や感情も忘れてしまうほどの超集中状態になります。
たとえば相手の動きがスローに見えたり、ボールが止まって見える、といったことが起こります。また、軽い興奮状態なのにリラックスをしている、疲れを感じなくなる、などのことが起こります。
スポーツ選手がよくゾーン体験をする理由

元プロ野球選手の衣笠祥雄さんは、打席に入る前に、その打席でやるべきテーマを明確にしていたそうです。人間は同時に複数のことには集中できないので、目的を単純化することで集中力を高めたのでしょう。
サッカーのフリーキックに臨む選手も、シュートを決めることしか考えていません。「このシュートが外れたら次はこうして・・・」なんてことを考えていたらゾーンには入れないのです。
ゾーンは理屈ではなく、直感
少し話が逸れますが「ひらめき」と「直感」似たようなこの2つの言葉があります。大きな違いは前者はなぜそう思ったか説明できて、後者はそれができないことです。ゾーンに入った状態というのはまさに後者の「直感」です。
理屈ではなく感性で、頭ではなく身体で覚えたことが、無駄な思考や力みがなくなり、一転に集中したときに、自然と現れる状態がゾーンだといえます。
スポーツ選手がよくゾーン体験をする理由は、直感や感性がトリガーになってることが多いからなのでしょう。
ゾーンは、スポーツ選手しか体験できないのか?
先述した通り、ゾーンという言葉はスポーツの世界でよく使われています。しかし、だからと言ってスポーツでしかゾーンに入れないというわけではありません。
難しい手術で半日以上ぶっ続けで執刀する医師や、時間を忘れて創作活動に没頭する芸術家なども、ゾーンに入っている状態ということができます。作家の中にも、たったの1週間で、小説を1冊書き上げてしまうような人もいるくらいです。
なので、ゾーンはスポーツの世界だけでなく、ビジネスシーンでも当てはまります。そして、その恩恵は計り知れないものがあるのです。
ゾーンを意図的に作り出す6つの方法

それでは本題のゾーンを意図的に作る方法について。超集中状態になるために有効な方法をまとめてみました。
行動や思考目的の単純化
先ほどゾーンは直感だと述べましたが、いろいろ複雑な思考、および行動の選択肢がある場合にはゾーンに入ることはありません。
漠然とこうしようというのではなく、この局面ではこれだけに集中する、ということがゾーンにつながります。なるべく複雑な思考や行動は避け、可能なかぎり単純化するのがコツです。
好きになること
野球が嫌いで野球選手になる人はいないと思いますが、何か集中したい物事があるのなら、まずはそれを好きになることが大事です。
仕事でしたら、その仕事しか考えられない、というくらいになればゾーンに入るのに苦労しないでしょう。
ポジティブシンキング
人間は言い訳をする天才ですが、ゾーンに入るような人たちにはそれがありません。
ほんの少しでも可能性があるのなら、すべてをそれに賭ける。そんな姿勢が幾多の奇跡を生み出してきたのです。自分に言い訳しない、日頃からのこの姿勢が大事です。
できるだけ具体的にイメージする
スポーツでも勉強でも仕事でも「そうなった自分」をあらかじめ、具体的にイメージしておくことで、目的にいたるまでの道筋が見えてきます。
スポーツ選手がよくイメージトレーニングをするのは、ゾーンに入りやすいのが理由の一つでもあります。
毎日続ける
ゾーンはひらめきではなく直感です。理屈ではなく感性です。頭ではなく体で覚えたことが出るものです。だから毎日、少しづつでもいいから継続しましょう。
毎日続けることにより、集中状態に入るのが容易になります。集中状態が入りやすくなればゾーンはもう目の前です。
体調を万全に保つ
体調不良でゾーンに入ることを求めてもそれは無理というもの。生活習慣や食生活、適度な運動など、コンディションを整えておくことが、まず最初に必要なことです。
スポーツの世界でもビジネスの世界でも、身体が資本なのは変わりません。
まとめ
科学的にまだ解明作業が続いているこの「ゾーン」ですが、トレーニング次第ではあなたにも発揮することが可能です。
それには、少しずつでも集中できる時間を延ばしていくのが近道となります。条件が整った時に、きっとあなたも「ゾーン」に入っていることでしょう。
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