web系の仕事って残業が多いイメージがありますよね。実際、終電間際まで仕事をするような日が何日も続くような場合もあるのですが、それには理由があるんです。
web系の残業事情を調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Web系企業に残業が多い理由

まずは何故Web系企業に残業が多いかについて。いくつか理由がありますので一つずつピックアップしていきます。
1.納期に追われる
Web系の仕事には、顧客側が希望する納期があるので、納期が近づいてくるとだんだんと残業の日が増える傾向があります。
その対策として中間締めの期日があるのですが、納期自体が変わらないことがほとんどなので、中間締めの期日を延ばしてもらっても、結局最後の段階でバタバタと忙しくなることに変わりはありません。
2.会社の体制の問題
Web系の仕事ってコストがあまりかからないイメージがありますが、実際のところはそうでないケースが多いです。
社員の総数に対して営業職や事務職の比率が多かったり、またはオフィスが地価の高い一等地にあるなどなど。必要経費がかかればかかるほど、利益を生み出す社員一人ひとりにかかる負担が増すので、自ずと残業時間も長くなってしまいます。
3.ワンマン社長
業界自体の歴史も浅いため、社長が一代で起こしたというような若い会社が多いです。起業するような人というのは総じて優な人が多いので、自分ができることは人もできると思い込む傾向が見られます。
その結果、自分なら1時間でできる仕事が人は2時間かかることが理解できず、無理と思われるような量の仕事を振られ、残業時間が長くなります。
Web系企業の中でも受託系会社が特に残業が多い理由

さらにWeb系企業のなかでも特に残業が多いのが受託メインの業務を行ってる会社です。受託会社はシステムを導入したい顧客の要望を聞いて、それに応えられるシステムを開発します(受託開発とか請負開発と言います)
家で例えるなら、こちらが設計して建ててから売る建売住宅ではなく、お客さんの要望どおりに設計をしてたてる注文住宅のようなものです。
なので顧客の要望がある関係で残業が多く発生することがあります。理由についても紹介していきます。
1.見積もりが甘い
受託会社の場合は当然、メインになるのが「お客さん側の要望」です。こんなシステムを、いついつまでに、このくらいの金額で、クオリティーはこれくらいでなどなど。
予算が限られた中で納期までに完成させなければ、今後の取引にも影響が出ます。だから、絶対に期限内に完成させなければいけません。
それらを総合的に考えて納期や請け負う金額を設定しなければいけないのですが、その見積もりが甘いために残業が発生するケースが多々あります。
2.納期が短かすぎる
仕事をいただく立場なので、言葉は悪いですがどうしても足元を見られがちになります。「この期日でできないなら他所に頼むよ」なんていわれたら断れませんよね。
その結果、本来なら1年かけてじっくり構築するようなシステムを半年で完成させなければいけないようなことになり、結果残業が増えるわけです。
受託会社は立場的にも不利になりがちの為、無茶な要求をのまないといけないことも結構あります。それが残業過多を生み出す根源になるというわけです。
3.予想外のトラブル
システムの完成まで順調に進めばいいのですが、自責他責を問わず想定外のトラブルは必ずと言っていいほど起こります。そんなときは残業どころか休日出勤すらする羽目になります。
自社システムなら余裕を持って対応できる場合もあるのですが、顧客側のシステムですと一刻の猶予も許されません。
4.他部門からのヘルプ要請
自分のプロジェクトが上手くいっていても油断できないのがこれ。「余裕があるならあっちのプロジェクトが今大変だから手伝って」などといった理由で残業を強いられるケースが多々あります。
こうなるといくら自分が早く仕事を片付けても、際限なく別の仕事が発生し、残業の無限地獄に陥ります。どうやっても残業から逃れられないパターンです。
自社開発系会社の残業が少なめな理由

これまで受託会社が残業が多い理由について触れていきましたが、それと比較して自社開発系の企業、いわゆる自社システムや商品をメインの会社は残業が少ない傾向にあります。
まず、自社開発でやっていけている企業と言うのは、利益率が高いビジネスモデルを構築していると言えます。
たとえば最近流行っている携帯端末のゲームなどがそうです。システムだけ作っておけばあとはユーザーが勝手に課金してお金を落としていってくれると言う、非常に利益率の高いシステムです。
受託開発の場合は完成して買い取ってもらったら終わりですが、上記のようなシステムの場合は、一度作ってしまえばその後も半永久的に利益を生み出してくれます。コストに比して利益率が高いので、残業も結果的に短くなると言うわけです。
納期についても、もし間に合わないとなれば会社の裁量で伸ばせるケースも多く、納期絶対厳守の受託会社に比べ、はるかに精神的な負担が減るというわけです。
ただし、自社開発には高いスキルが要求される
自社開発の会社は上記で挙げた理由から、受託会社に比べ残業は少ない傾向にあります。
その代わりと言ってはなんですが、自社開発系の企業では、社員一人ひとりに高いスキルやクリエイティビティが求められることは言うまでもありません。
長時間の残業から逃れるためには、日進月歩していく業界の波を上手に泳いでいけるように、新たなスキルを習得することが大事だと言えます。
単に楽して仕事をしようとしてる人では務まらないということですね。
まとめ
Web系の残業の実態について見てきましたがいかがだったでしょう?受託会社の残業が多く、自社開発系のほうが残業が少ないことが分かっていただけたと思います。
どっちが良い悪いというわけではありませんが、残業が多いと何かと他のことで悪影響が出やすいのも事実です。自分にとって、どっちのスタイルがいいのか真剣に考えてから決めても遅くはないでしょう。
今回の内容を踏まえ、ぜひ後悔のない選択をして下さい。
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