縁起でもない話ですが、終身雇用制ではなくなってきている今の日本社会においては、クビになることも絶対にありえないとは言い切れません。
いつ、誰がクビになってもおかしくない時代と言えます。不況な世の中ですから、急にクビになることも珍しくありません。
しかし事前に対処法がわかれば、突然解雇されても早急にかつ、安全に転職することが可能です。
今回は急に仕事をクビになったときの対処方法をお伝えします。
目次
「クビ」と言われた時、まず初めに確認すること

まず、いきなりクビを宣告された時はパニックにならず、以下のことを確認して冷静に対処してください。
1.合理性の確認
会社の方から一方的にクビを宣告してきたら、おとなしく泣き寝入りしなければならないのでしょうか?
そんなことはありません。「合理的な理由のない解雇は権利の濫用として無効」です。
今回の解雇が法的に合理性があるのかを確認しましょう。場合によっては専門家に相談するのも手です。
2.クビの種類の確認
クビが退職勧告なのか、解雇なのかを確認しましょう。
クビの種類によって会社都合による退職なのか、自己都合による退職なのかが違ってきて、失業保険の給付条件が異なってくるからです。
失業保険は転職活動をするうえで貴重な資金源になるので、ここの確認は漏れずに行いましょう。
3.手続きの確認
解雇の理由に関する証明書を会社に請求し、解雇の手続きをきちんととっているか、また法律に違反していないかを確認しましょう。
なるべく解雇後すぐに確認することが大事です。
焦って転職する前にやるべきこと

急に仕事を失うとなると、収入面などの心配から焦って転職に走りやすくなります。
もちろん転職活動を行うのは間違っていませんが、焦って転職すると失敗する可能性大です。
少しでも余裕を持って転職活動を行う為に、事前にやっておくべきことを紹介します。
1.解雇通知書をもらう
万が一、解雇に納得できずに訴訟になった際に必要です。
あとから書き換えられたりしないよう、退職後すみやかにもらうか、または内容証明郵便で送付してもらいましょう。
2.失業給付金の手続き
急な解雇の場合、すぐに次の就職先が見つかる保障はありません。
退職後に転職活動をする際に、条件を満たせば雇用保険により失業手当を受給することができます。
3.離職票をもらう
失業給付金を受給する際に必要です。
通常の場合は退職後に渡されたり郵送されてくることが多いのですが、特に中小企業だと手続きをしてくれない、または忘れられることがあります。
その場合は速やかに請求しましょう。
4.国保の加入手続き
日本で暮らしていく以上、どんな境遇にあってもなんらかの公的保険に加入する義務があります。
転職するまでに空白期間がある場合は、国民健康保に加入するか、以前からの健康保険に任意で継続して加入することになります。
失業中、万が一病気などになった際にも必要となりますので、忘れずに加入しておきましょう。
最短で転職するために必要なこと

転職活動に要する期間は平均で5ヶ月と言われています。
早い人でも2、3ヶ月、長く掛かる場合1年以上になることもあります。
思った以上に長い付き合いになりそうな転職活動ですが、最短で転職するために必要なことをご紹介します。
1.ハローワークに行く
まず一番に考えられるのがハローワークでしょう。
ハローワークは厚生労働省が管轄している行政機関です。雇用と労働をマッチングさせるのをその使命としています。
無料で利用できるので、気軽に相談してみましょう。
また、上記の失業手続きでもお世話になるので、ついでに求人情報を確認するのもアリです。
2.目的を明確にする
- どんな仕事がしたいのか
- 自分にはどんなスキルがあるのか
- いつまでに働きたいのか
- 給料はどれくらいほしいのか
- 勤務地への通勤時間はどれくらいまでなら可能か
などなど。
こういったことを事前に整理しておくと、いざハローワークや転職エージェントを利用する時に話がスムーズに進みます。
「どこでもいいから早く仕事がしたい」というだけでは、ブラック企業に入ってしまうリスクも高まりますので厳禁です。
3.転職エージェントを活用する
転職エージェントのメリットは、エントリーのスピードや結果のレスポンスが早いことです。それだけ転職活動がスムーズになると言えます。
ハローワークとは違い、転職に関するプロが今までのノウハウを駆使してサポートしてくれます。
もし仕事をクビになったら、真っ先に行うのは転職エージェントの登録です。
登録が早ければ早いほどダメージも少なく済みますので、なるはやで利用したほうがいいです。
転職エージェントは色んなサービスがあるので迷うと思いますが、まずは大手の転職エージェントから登録しましょう。
大手の中でもリクルートエージェントはキャリアコンサルタントの質、実力ともにトップクラスです。

登録、利用まで全て無料で行えるので使わない手はありません。
スピィーディーに転職したいのであれば、まずはリクルートエージェントから登録しましょう。
まとめ
以上、クビになった時にすべきことを紹介してきました。一番やってはいけないのは、パニックになって慌てて行動することです。
もちろんクビにならないのが一番ですが、万が一ということもありますので、もし急な解雇になった場合は落ち着いて考えて行動するようにしましょう。
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