非正規から正社員になるのは難しい?ハードルの高い正規雇用の壁をどう突破するか

現在は正社員としての正規雇用だけでなく、多様な雇用形態から自分に合った働き方が選べます。

非正規雇用にも契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイトなどの様々な形態があり、それぞれメリットがあります。

気軽さ、自由度などが高く、それを魅力に思い非正規雇用を選んだ人もいるでしょう。

しかし共通のデメリットとして、正社員との生涯賃金の差や、将来を保証されない不安定さがあり、そのような理由から正社員への転職を志望する人も多くいます。

今回はそのような、非正規雇用から正社員への転職についてご紹介します。

 

コスト削減で人件費を抑えたいのが企業の本音

人事

厳しい競争社会を生き抜いていくために、利益の変動に耐えうるしなやかな経営体質を維持することは、今の企業にとって欠かせないものとなっています。

中でも、コストの最も大きな割合を占める「人件費」の管理は死活問題です。

人件費には「固定費」と「変動費」があり、正社員の基本給や保険類が「固定費」になります。

そして「変動費」は残業代やボーナスの他に、非正規雇用の給与も含みます。

バブル崩壊やリーマン・ショックを経験した日本企業の多くは、景気や利益の変動に柔軟に対応するために、人件費をできるだけ「変動費」化しようと努力をしてきました。

その結果、「固定費」を減らすために正社員の数を減らし、契約社員や派遣社員などの非正規雇用スタッフを増やす企業が増えたという経緯があります。

また正社員に比べても解雇がしやすく、先述したような金融的危機に陥ってもコストカットがしやすいため、企業にとっては非正規社員は好都合な存在なのです。

 

ハードルの高い正社員採用をどう勝ち取るか?

将来のキャリア像を整理する

前項で説明した通り、昔に比べて正規雇用への道は狭き門となってきているのは間違いありません。先行き不透明な不況のなか、恐らく今後もこの流れは続くでしょう。

では、非正規から正社員になるのは難しいのかと言うと、決してそんなことはありません。正社員からの転職と違い、目指すにあたって意識すべき点が異なるというだけの話です。

では、非正規から正社員を目指すにあたって、何を意識すべきなのでしょうか?ここで、いくつかコツをご紹介します。

 

正社員との違いを理解し、準備する

正社員と非正規雇用スタッフの主な違いは、立場だったり、背負う責任の重さだったりします。非正規にはある程度の自由さ、気軽さがありますが、正社員だとなかなか許されません。

それをきちんと理解した上で、正社員として働く覚悟を採用担当者にアピールする必要があります。

その為には自己分析やキャリアの棚卸しをしっかりして、今までと違う働き方を選んだ理由や、実現したいキャリアビジョン、自分の経験やスキルを整理・把握し、転職活動に備えましょう。

 

即戦力であることをアピールする

正社員になるための転職活動をしていく上で、正社員経験を持つ他の応募者と競合することはよくあります。

非正規雇用の経験しかない応募者が、正社員経験のある他応募者と比較されて不利になるのは、正社員としての責任・役割・仕事をすでに経験していることが挙げられます。

他にも、同一の職場に長く務めた経験の少なさや、仕事範囲の狭さなどが指摘される可能性も考えられます。

企業側が中途採用の応募者に求めることは「即戦力になる人材か」「自社にどれくらい貢献してくれるか」という点です。

ですので、正社員での就職を優先するならば、「やりたい仕事」よりも「できる仕事」に重点を置いて求人を探すことが重要になります。

そして「できる仕事」の求人を見つけたら、企業がそのポジションの正社員に何を期待しているかを推測し、その期待に応じた業務経験、スキル、志望動機、意欲をアピールする必要があります。

他の応募者と比べて、自分がどれほどその企業に貢献できるかを伝えましょう。

 

現職での正社員登用の可能性を探る

非正規雇用から正社員への転身を図るのに最も手っ取り早いのは、今の職場にて正社員として採用されることです。

これまでの経験がそのまま活かされ、これまでの仕事ぶりも評価されればいいこと尽くしです。今の職場に正社員への登用制度があるか調べてみたり、上司に相談してみるのもいいでしょう。

また、現職だけではなく人づてでの就職なども視野に入れ、様々なツテを頼ってみましょう。

 

まとめ

正社員だから全てが報われるということはありませんが、非正規雇用よりは遥かに安定性があり、法的にも守られています。

正社員への転身を図るならばやはり若手の方が有利になるので、転職の決心をしたら即行動に移しましょう。

 

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