巷では、「フリーターから就職してもブラック企業ばかりだから正社員にならない方がマシ。」と言われることがあります。
確かにフリーターから就職してブラック企業だったという話はよく聞かれますから、部分的には事実なのかもしれませんね。
しかし、フリーターがブラック企業に就職するのは理由があります。
その理由を知ることで、フリーターからでもホワイト企業に就職できる可能性が広がりますよ。
そこで今回は、フリーターの就職先がブラック企業ばかりと言われている理由とブラック企業を回避する方法を紹介します。
目次
フリーターの就職先がブラック企業ばかりと言われる原因は就活方法にあった
フリーターの就職先がブラック企業と言われるのには理由があります。
それはフリーターの就職活動方法に問題があり、その結果ブラック企業に入ってしまうケースが多いからなんです。
そんなNGな就活方法を以下にまとめました。
1.就職が難しいから条件が悪くても妥協してしまう

フリーターから正社員への就職活動が難航した場合、「もう、どこでもいいから正社員に就職したい!」と思うでしょう。
募集要項を見ると気になる点がいくつかあって嫌な予感がするものの、ここで決めないと正社員になれないと焦って妥協してしまうのです。
妥協して入った企業がたまたま優良企業ならいいのですが、嫌な予感は大体的中します。
就職の難しさから妥協して失敗するということですね。
2.ブラック企業が多い業界を選んでしまう

バイト経験を活かした正社員就職のため、フリーターはこれまでバイトで関わっていた業界に就職する機会が多いですが、これが大問題なのです。
たとえばバイトで携わる方が多い飲食や小売業界ですが、もともとこの業界は、業界全体で正社員のハードワークと低賃金が指摘されています。
一部の企業では労働環境の改善が進んではいるものの、ブラック要素を兼ね備えた企業がまだまだ多いのが現状と言えるでしょう。
他にも、バイト人員の割合が多い業界では正社員への負担が大きくブラック企業になりやすいと言えます。
バイトと同じ業界を選ぶことでブラック企業に就職してしまう可能性が高まるのです。
3.就職活動方法がよく分からず何となく決めてしまう

フリーターはまだ若く、社会人経験が少ないため、適切な就職活動方法を知らないことがあります。
就職する前に企業のどんな点を知っておいた方がいいのか、給与やその他の条件はどう見ればいいのか、そもそも調べ方や見方が分からないのです。
求人誌やハローワークでたまたま目についた求人を魅力的に感じて応募し、よく調べもせず就職するのは危険です。
気づけば求人内容と異なる条件で働かされるブラック企業だったなんてことになるでしょう。
若手に特化した就職支援サイトが増え、フリーターの需要が増えていることを知ろう。

フリーターの方は「どうせもう正社員になれないし、このままフリーターでいいや。」などと思っていないでしょうか。
確かにフリーターから正社員への就職は簡単ではありませんが、実を言うと今はチャンスが大きく広がっています。
転職市場全体が活性化しており、高齢化によって労働人口の減少が懸念される中、特に若手人材への注目は高いものがあるからです。
現在の企業は「フリーターであっても意欲がある人は雇って育てたい。」と考えるようになっているのです。
その証拠に近年は、若手フリーターに特化した就職支援サイトが増え、企業が続々と求人を掲載していますよ。
転職サイトを利用すれば若手人材を欲しがる企業とのマッチングが叶いやすいため、フリーターの就職活動には効果的な方法です。
誤ってブラック企業に就職しないために注意すべき2つのこと
フリーターの就職活動は注意して進めていかないと、ブラック企業に入社してしまう可能性が高いです。
誤ってブラック企業に入社しないために意識すべき3つのポイントをシェアしますね。
1.求人内容の見た目に惑わされない

求人広告は、1人でも多くの求職者に見てもらいたいことから、目を引く文言や数字が使われています。
フリーターの方は求人の見た目に惑わされて就職し、後悔することが多いので気をつけましょう。
たとえば、「〇〇万円以上稼ぐことも可能!」という文言を使ってる求人をよく見かけますよね。
多分ウソではないと思いますが、あくまでも可能性の問題であって実際に払われている従業員がいる保証はありません。
よほどしっかりした求人媒体でないと、従業員の給与実態までは把握しませんし、可能性の問題なら違法とまでは言えないからです。
他に勘違いしやすい例で言えば・・・
- 「未経験者歓迎します!」(未経験者でも採用したいくらい人手不足の可能性)
- 「休日の相談に乗ります。」(シフトの希望をだしても実際に休めないことも)
- 「実力次第では3ヶ月で店長になれます。」(優れた正社員人材がいない可能性)
など、たとえ嘘ではなくても気をつけないと誤解しやすい表現ですよ。
求人広告のキャッチフレーズやぱっと見の数字に惑わされて「おっ!よさそうな企業だな。」と安易に考えて応募するのはやめておきましょう。
慎重に企業の下調べや口コミ確認などをおこなうことが大切です。
2.ハローワークで仕事探しは避けるべし

意外かもしれませんが、ハローワークで求人を探すのは避けましょう。
就活に慣れていないフリーターであれば尚さらです。
もちろん、ハローワークにも素晴らしい企業は掲載されていますが、実際問題としてブラック企業に当たる可能性が高くなります。
なぜなら、ハローワークは企業側も無料で掲載できるため、「募集にはお金をかけられない」「人件費を少しでも安く抑えたい」と考える企業が多いからです。
サービス残業をさせたり低賃金で働かせたりとする会社はブラック企業の可能性が非常に高いです。
ブラック企業に入ってしまう可能性を少しでも減らすために、ハローワークでの仕事探しは避けたほうが無難でしょう。
3.就職支援サイトを活用する

就職活動は、企業情報をしっかり調べ、求人の見方や注意点を把握するなどし、正しい方法で行うべきです。
とは言えフリーターから就職する場合、正しい方法が分からないケースが大半だと思います。
そんな人は、就職支援サイトを利用しましょう。(転職エージェントとも呼ばれます)
就職支援サイトは企業からの掲載料や就職成功報酬で成り立っているため、質のいい求人が集まるからです。
- 募集にお金をかける余裕がある企業
- 人材を大切にし、お金をかける価値があると思っている企業
上記のような考えを持った会社が集まるので、失敗するリスクが低いわけです。
資金力があり人材育成に積極的な企業は、労働環境が整っているケースが多いのでブラック企業である可能性も低いでしょう。
また、就職支援サイトは登録すると就職・転職のプロであるキャリアコンサルタントが担当につきます。
プロから就職のアドバイス、書類・面接対策などもしてもらえますので、一人で就活するより上手くいきます。
就職支援サイトは全て無料で利用できるので、デメリットは全くありません。
ブラック企業に誤って入社しないためにも、就職支援サイトは必ず利用してください。
フリーター向けの就職支援サイトは下記のランキングに載せていますので、目を通してみてください。
まとめ
フリーターの就職先がブラック企業ばかりと言われてしまうのは理由があり、実際にブラック企業を選んでしまう方も大勢います。
しかし、正しい就職活動で慎重に企業を選ぶことで、その危険性は大きく下がるでしょう。
若手フリーターを求める企業が増えている今のチャンスを活かし、希望にあった企業への就職を勝ち取りましょう。
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