最近はどこの企業でも社員研修というものがありますが、ブラック企業の社員研修は傍から見ていると「洗脳じゃないの?」と思うようなものもあります。
あなたが受けた新人研修、ブラック企業のものじゃないですか?
今回はブラック企業によく行う新人研修について触れていきます。
目次
話題になった「日本一厳しい」新人研修が常軌を逸してる

昨年4月6日に放映された毎日放送制作の「ちちんぷいぷい」の番組中で「日本一厳しい社員研修」という話題が取り上げられました。
その放送をみた視聴者から「どう見ても洗脳」「完全にカルト教団」などといった非難の声が続々と上がったのは記憶に新しいでしょう。
ざっくりとその特徴をあげると以下のような特徴がありました。
声がかれるまで叫ばされる
会社の社訓や企業理念を丸々暗記させられて、外にまで響き渡るような大声で読まされる、というより叫ばされる。
こんなことして仕事に何の役に立つのかさっぱりわかりません。
時間と労力の無駄以外の何ものでもありません。
なぜか体操
そして意味不明の体操という項目。
講師から合格をもらわないと次のステップに進めないので、4人の社員が必死で体操。
その後、先に合格した2人が講師から責められるというナゾの事態に。
講師曰く「あなた達が協力しないから他の人が合格できないんだ」とのこと。
ここまでくると完全にとばっちりじゃないですか。
軍隊並みの研修?
この研修は2泊3日で行われたそうなのですが、その間、お酒やタバコ、お菓子も禁止、テレビや音楽、雑誌はNG。
そして腕組み、足組み、ポケットに手を突っ込むなどの行為も禁止という、軍隊以上に厳しいのでは、という内容でした。
これ、本当に意味あるんですか?と講師に聞きたいくらいです。
参照:「日本一厳しい」新人研修とは? (毎日放送) – Yahoo!ニュース
ブラック企業の異常な研修は身近に存在するという事実

ちなみに、筆者が昔勤めていた社員研修には、駅前に一人ぼっちにさせられ、大声で歌わされる、というものがありました。
この「声だし」といわれる研修は多くのブラック企業で飽きもせず行われています。
筆者がいた会社の場合、講師がどこかでチェックしていて、合格するまで人々からの冷たい視線や嘲笑をあびながら、延々と大声で歌わされるのです。
ただのサディストじゃないですか。今考えても本当に意味がわかりません。
そしてお決まりのように2泊3日の合宿形式で行われるのですが、その間、携帯電話と財布が没収されるので、夜中に逃げ出すことも不可能でした。
新入社員の家族にもしものことがあったら、一体どうするつもりだったんでしょうか?
何のためにそんなことを?と思われるような社員研修は、特にブラック企業を中心に毎年行われ、多くの新入社員の精神を蝕んでいます。
ブラック企業が行う洗脳の手口

洗脳まがいの社員研修が行われる目的は、講師によると「会社のカラーに合わせた社員作り」だそうです。
これまでの価値観を破壊することから始めて、そこに新たな価値観(企業によるマインドコントロール)を植え付けるのが鉄板と言われてます。
要は「自分を出すな」ということです。個性を重視する教育という風潮はどこへ行ったのでしょうか。
仕事に関してもやたらと「愛と感謝」を要求されるのも特徴です。
- 会社に対する愛があれば残業代など必要ない、
- 仕事ができることに感謝していれば、
- 給与など低くても問題ないなど などなど、
企業側にとって都合の良いように洗脳されていき、いつしか「それが当たり前」になって行くのです。
そして上司の公私混同がはなはだしいのもブラック企業によくありがちです。
中学生の時にいじめっ子が「菓子パン買って来い」なんて言っていましたが、大人になってもブラック企業の上司はその体質から抜けられません。
そしてそれが体質として受け継がれていきます。
研修中はそれらしいこと言ってますが、結局のところ会社にとって都合のいいように洗脳したいだけという魂胆が丸見えですね。
ブラック企業の洗脳と優良企業の教育の違い

優良企業の経営者に共通しているのは、「会社は経営者のものではない」という発想です。
だから、社員を幸せに出来ない会社は繁栄しないと考え、その観点から社員教育を行います。
「あなたがこの会社で働いて幸せになるために」ということが念頭にあるので、ブラック企業と正反対のことが行われるわけです。
当然、
残業時間は短く家族と過す時間は長く、
利益が出たら社員に還元し、
福利厚生は手厚く、結婚祝いや出産祝いが出たりなどなど、
社員の幸せを何よりも喜んでくれます。
自分が良い扱いを受けたら、下に入ってきた人間に対しても同じようにしようという、良いスパイラルが生じます。
なので、あえて洗脳しなくても会社のためになる行動をとってくれるようになるわけです。
ブラック企業が従業員を手駒として扱おうとするのに対し、優良企業は従業員の個を尊重します。結局のところ、従業員の扱い方一つで「教育」と「洗脳」とで分かれます。
理想論かもしれませんが、従業員すら幸せにできない企業が誰を幸せにできるのでしょう。そんな会社は長い目で見て成長は見込めません。
早いところ見切りをつけたほうがキャリア的にも好転すると個人的に思います。
ブラック企業のブラック研修に耐えられなくても問題ない

仮にあなたがブラック企業の研修に耐えられなかったとしても問題ありません。
悪いのはあなたではないですし、洗脳全開な研修に耐えて、その企業に馴染んでしまうほうがおかしいぐらいです。
ぶっちゃけて言ってしまうと、会社もあなたのことなんてこれっぽちも考えていません。
考えてるのはいかにあなたを安く使い倒し、利益に繋げるかです。そんな会社にあなたのリソースを割く必要ありません。
幸い、今は新卒で会社を辞めたとしても、第二新卒の転職を支援する機関がたくさんあります。ザッとあげるだけでも以下の転職サイトがあります。
これらの転職サービスは全て第二新卒に特化したサービスです。つまり、それだけ需要があるということ。
事実、新卒で辞めても転職口はいくらでもあります。
ブラック企業でわざわざ消耗する理由はありません。
若いうちでないと挑戦できないことも沢山ありますから早い段階で転職を考えておきましょう。
まずは上記で紹介した転職サイトに全て登録して求人情報を確認してみるだけでもかなり選択肢が広がるはずです。
本当に辛くなった時の逃げ道にも使えますので登録しておくことをオススメします。
まとめ
以上、ブラック企業の行う社員教育という名の洗脳についてとりあげてきました。
「そんなこと本当にあるの?」と思ったあなた。あなたはいい会社に就職されたようですね。
記事でとりあげたのは決して極端な例ではありません。
ブラック企業では、日本全国どこでも行われている研修です。
もし就職先でこんな研修があったら、ちょっと考えた方がいいかも知れませんよ。
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