転職活動中に必ず目にする募集要項には、応募条件が定められているケースがあります。学歴や資格・免許、実務経験年数などが代表的ですね。
応募条件をクリアしていれば何も考えず応募できますが、困るのは、条件を満たしていない場合でしょう。
自分の理想に合う求人なのに、ほんの少し条件に合わずに応募できないのは、悔しさを感じるかもしれません。
しかし、実は応募条件を満たしていなかった場合でも転職が成功する例は珍しくないのです。
今回は、応募条件を満たしていなくても転職を成功させるポイントを解説します。
目次
応募条件に満たない求人にエントリーするのはNGか?

気になる求人の応募条件を見ても、応募条件に満たなかった場合はショックですよね。
その求人がどうしても忘れられず、エントリーしてはいけないのかが気になることもあるでしょう。
結論から申し上げると、応募条件に満たない求人にエントリーすること自体は可能です。
エントリーしたからと言って、怒られたり、何か不都合なことが起きたりするわけではありません。
行きたい企業があるのに求人内容だけで簡単に諦める必要もないでしょう。
ただし、成功可能性については、上手くいくケースと上手くいかないケースに分かれます。
1社応募するには企業研究や応募書類作成などに時間も労力もかかりますから、むやみな応募は避けたいところでもありますよ。
上手くいく可能性があるかどうかを判断してから応募に踏み切りましょう。
応募条件に満たなくても上手くいくケース

応募条件に満たなくても上手くいくケースには、大きく分けて2つあります。
1つは、企業が応募者数を絞るための目安として、大体の応募条件を設定していただけのケースです。
中途採用枠の人材は、特定のポジションや欠員募集など、求める人材像がある程度決まっているため、一定の基準を設ける傾向にあります。
条件を決めておかなければ、求める人材とかけ離れた求職者の対応に追われてしまうからです。
ただし、単に「一応の」目安であるため、条件に近い求職者であればそれほど問題ではありません。
たとえば、
- 年齢条件から1~5歳外れている
- 学歴や資格条件に匹敵する経験がある
- 経験年数未達だが相応の実績がある
といった場合には、あっさり応募できることがあります。
応募条件を満たしていないけれど、アピールできる「同等の能力」があると思う場合には、積極的に応募してみてもいいでしょう。
2つめは、企業にとって「応募条件抜きにして欲しい!」と感じる人材であるケースです。
たとえば、
- 業界内における圧倒的な実績がある
- 間違いなく活躍できると思われる優秀な人材
- 入社意欲がずば抜けて高い
などの場合は、今回の求人像と合わなかったとしても、企業利益のためには必要だと判断することがあります。
応募書類では実績や経験を中心にアピールして、「とりあえず会ってみよう。」と思わせることができれば内定獲得にぐっと近づきます。
応募条件に満たないと上手くいかないケース
上手くいかないケースも2パターン考えられます。
1つめは、選考基準が厳格に決まっているケースです。
この場合、どんなに優秀な人材でも、応募条件に満たなければ、書類を見てさえもらえない可能性もあります。
免許が必須の求人で無免許の場合なども、そもそも就労できないため、不採用となる可能性が高いでしょう。
資格試験の受験を終えて合格見込みであったり、他に特別な強みがあったりすれば、転職後の免許取得を条件に採用してもらえることもあります。
ですが、決して多くはないのでレアなケースと言えます。
2つめは、応募条件に満たない状態で応募したのに、応募意欲が感じられないケースです。
応募書類がスカスカで、応募理由も明確でないなど、「なぜわざわざ条件に満たない求人に応募したのか?」と思われて不採用行きになります。
このような人は、どうしても応募したいのではなく、単にどこでもいいから採用されたいと、投げやりな印象を与えてしまいます。
当然上手くいくことはないでしょう。
転職エージェントを経由して応募できないかを確認しよう
応募にかかる労力や時間を無駄にしないために、応募可能かどうかを事前に聞いておくことも必要になります。
ただし、人事担当者に電話やメールで直接確認すると、求人内容に沿った回答をされることが基本ですから、その場で断られてしまう可能性もありますよね。
電話で十分にアピールすることもできず、なかなか難しいと言えます。
応募条件に満たない求人に応募づる場合、転職エージェントに聞いてもらうのが一番です。
企業の人事担当者は、転職エージェントというフィルターを通した応募者に、ある程度の安心感を持ちますし、エージェントが応募交渉をしてくれるからです。
転職エージェントは交渉のプロですから、求職者の実績や経験を上手にアピールし、応募のチャンスを探ってくれるでしょう。
まとめ
やりたい仕事がある、イメージした通りの求人であるなどの場合、応募条件に満たなくて諦めてしまうのは勿体ないことです。
条件にはある程度の余裕を持たせてある企業も多いため、積極的に応募するのは悪いことではありませんよ。
ただし、企業が求める人材像と離れ過ぎていると内定獲得は難しく、応募が無駄足になってしまうこともあるでしょう。
応募条件から企業のニーズを把握し、自身のスキルや経験がマッチしているかを慎重に見極めることが大切です。
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