現代において「うつ病」は代表的な精神疾患といえますが、それだけうつ病で苦しんでる人が多いということです。
しかし、うつ病以外にも仕事に支障をきたしてしまう精神疾患が多くあります。なかにはうつ病と症状が似ているために、うつ病と勘違いしやすいものまであります。
今回は「うつ病」以外の精神疾患について書いていきます。
目次
意外とある「うつ病以外」の精神疾患

一部ではありますが、どのような精神疾患があるのか紹介していきます。
パニック障害
うつ病に次くらいに有名なのが「パニック障害」でしょう。症状としては、発汗、動悸、強い不安感が代表的なものとして知られています。
重いものでは呼吸困難に陥ってしまうこともあります。治療方法としては、不安感を取り除く薬を服用しながら、徐々に改善していく方法があります。
パニック障害になってしまうと、発作が起きたときに恐怖感と不安感に襲われ、冷静な判断ができなくなってしまいます。
そして仕事でミスをしてしまったりすると、それが次の仕事に対する強烈な不安感を呼び、再びミスをしてしまい、さらに症状が悪化するという悪循環になってしまうこともあります。
適応障害
適応障害も仕事に支障をきたす恐れがある精神疾患です。
特定の状況や言葉などがトリガーとなって、涙もろくなってしまったり非常に攻撃的になってしまったりすることがあります。
周囲の人から見ると「なぜそのようなことで?」と疑問に思うことが多くあり、理解を得るのが難しいものとなっています。
代表的な適応障害ではPTSDなどのトラウマがあります。この場合は、大きな災害や、酷い虐待などがイメージされやすいので、比較的理解しやすいと思います。
それ以外が原因で起こる適応障害に関しては、本人の嫌な記憶を呼び起こすトリガーであるため、なかなか理解を得るのが難しいのが現実です。
治療は、周囲の環境を変える、認知行動療法を行なう、投薬によって緊張を和らげるなどがあります。
社交不安障害
社交不安障害は、とくに大勢の前でプレゼンテーションを行なうときに顕著に症状が表れます。
準備段階では全く問題がないにも関わらず、いざ本番でプレゼンテーションを行なうときに、過度に緊張し、失敗に対する恐怖感に襲われ、頭が真っ白になってしまうということが特徴です。
大勢の人から注目されることで緊張することは誰にでも起こりますが、このように過度になってしまうと、もはや仕事どころの話ではありません。
治療方法は、投薬によって不安感や緊張感を和らげながら、大勢の人がいる状況に慣れていく方法がとられます。
いきなり完治することはありえないので、少しずつ症状を緩和させていくように注意深く治療を進めていくことになります。
注意欠如多動性障害(ADHD)
最近、話題になっているのが「大人の発達障害」と呼ばれる精神疾患です。とくに多いのがADHD、注意欠如多動性障害と呼ばれています。
よくある特徴として挙げられるのが以下の点です。
- 忘れ物や落とし物が多い
- 時間を守ることができない
- 計画を立てて行動することができない
- ケアレスミスが非常に多い
- 落ち着きがない
- 非常に多弁
ADHDの場合、幼少期からその特徴が見られることが多いのですが、成長するに連れて症状は緩和されていく傾向にあります。
しかし、学校生活では問題がなくても、いざ社会に出たときにコミュニケーションや納期、チームワークを重視するようになると、行動が問題視されるようになることがあります。
ADHDの治療方法は、主に薬を服用することで進められていきます。
精神疾患の放置は絶対NG!

現代においては、ストレスも多く精神疾患に罹っている自覚がないまま社会に出ている人もいます。
そのまま放置していると、二次障害としてうつ病、不眠症などを引き起こす可能性が非常に高く、結果として心だけではなく、体を壊してしまうこともあります。
最近の研究によって、精神疾患の原因は、神経伝達系の問題ではないかと言われるようになっています。「うつ病は甘え」などではなく、れっきとした病気であるということです。
体は動くからと、無理して仕事を続ける人も多いですが、重症化してしまうと症状の改善は困難になります。また、一度精神疾患でリタイアしてしまうと、企業から煙たがられて、その後の転職にも苦労するケースが大半です。
参照:うつ病で仕事を辞めたら転職に不利?退職理由をうまく伝える方法
心当たりがある人は早急に意識を改めて、医師に相談するようにしましょう。それが今後、仕事に影響させないための第一歩となります。
比較的軽度のものであれば、早めに完治できて日々の仕事が楽になることもあります。
まとめ
精神医学の発達は近年に入ってからのことで、歴史的には非常に浅いものです。
うつ病はある程度認知度を得てきましたが、その他の精神疾患については意外と知られてません。そのため、なかなか理解を得にくい部分もあると思います。
しかし仕事を行ううえで、大きく影響を及ぼしかねないことでもあるので、少しでも心当たりがあるのなら早い段階でカウンセリングを受けましょう。
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